31 オムライス大好き!!

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 タマゴ《そ、そうだけど?》  シドウ「発表の間だけで良いから頼むよ! みんなタマゴに会いたいんだ!」  シドウはアスカが考えた台本通りに台詞を言った。見ていても違和感がない。  まるで本音で言っているように見える。彼はなんて素晴らしい俳優なんだ。  そんなシドウを援護するために俺たちも、なるべく会いたそうな表情でモニターのあいつに視線を送り続ける。  さあ来いタマゴ。俺たちはお前のことは嫌いだが、お前に会いたいのは本当だぞ。  タマゴ《そこまで言われたら仕方ないな?。じゃあ特別だよ?》  ウラハ「え、まじで!?」  シドウ「本当かタマゴ! ビッグ烏骨鶏から出て、島に来てくれるのか!?」  タマゴ《だってみんな僕に会いたいんでしょ??》  シドウ「会いたいよタマゴ! さあ来てくれ!」  タマゴ《じゃあ()()()()()()()ー!》  友達と話すような口調でそう言うと、タマゴは椅子から立ち上がり映像は消えた。  それから暫くは何も反応がなく、黒船は沈黙した。  漆「今から向かうって言ってたけど、マジなの?」  チカイ「さすがに予想外でしたね」  シドウ「どうしよう。俺めっちゃ緊張してきた」     
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