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第20国、クレーベルの図書館。
「……そこですね。」
クレーベルはザインの居場所を突き止め、その場にあった魔導書を発動させる。
「ぴゃぁ?!」
ザインは間一髪で避ける。
「反則じゃないこんなの!」
「何がですか?」
「貴女の場所で戦うなんて無理に決まっているでしょう!!」
「あら、貴女は戦場で敵に文句を言うのですね。敵がそんなもの聞き入れてくれるとお思いですか?
貴女の頭は随分と花が植わっているのですね?」
「んもーーー!ムカつくぅ!!嫌だけどこうなったら作戦変更!」
ザインはこのままでは負けると悟った。にも関わらず、真っ直ぐクレーベルに突っ込んでいく。
「……無駄ですよ………」
そう言ってクレーベルは大量の魔道書を防壁として、攻撃としてザインに集中させる。
しかし………
「っ?!」
「やぁっと…君に触れられた」
クレーベルの魔法は不発に終わった…
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