骸骨男

ビービービー
19時00分を指す電子時計の音に叩き起こされた。
今日は何日？電子時計を確認する。
19時05分　7月12日、間違いない。よかった。でも、変な夢を見ちゃった。
ぬくもりの残るベッド抜け、床へ降りる冷房を効かせてくれていたのだろうか
床がひんやりしている。綺麗に畳まれ整頓されている服を崩さないように横を通る。
明日の靴下は、アメリカの国旗みたいだな、と思いつつ今日のクリスマス靴下を思い出した。靴下みたいなところに人間性って出るんだよね。そんなことを考えながら洗面所に向かい洗濯機を回す。しばらくするとあらかた、洗濯が終わった。
20時21、分少しおなかがすいたので冷蔵庫の中を見渡す、さては今日は外食したな・・・
昨日作った、カレーがそっくりそのまま残っているじゃないか。
多少の憤りを感じつつも、２日目のカレーはおいしいんだぞとぼそぼそ言いながら
レンジで温め、もりもり食べた。食べ終わり、食器を洗い食器棚へ戻す。次に使う人のために、使ったら戻すというのがこの家のルールなのだ。
スウェットのまま、デスクへ向かう彼女の仕事はネット通販の卸業だ。
パソコンでのやり取りで、仕事ができてしまう為外に出る必要がない。出るときは、近くのコンビニエンスストアに買い物に行く時くらいだ。
23時17分、急に炭酸の飲み物とポテトチップスが食べたくなった。
23時20分、彼女はのり塩味のポテチとコーラを手に会計を済ませたところだった。
これで今月のお小遣いは、3000円を切った。あと半月は、無駄遣いをしないという決心をして家に戻った。
ポテチとコーラをマウスと反対側、右側にセットしパソコンにかじりつき仕事を本格的にすることにした。