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「うるせー!」 「誰も俺達にちかよるな!」 中年男性が肩においた手を振り払い、 カズはサトミの手を引っ張って部屋へ駆け戻った。 部屋へ戻ると暗がりの中、『ザーッ』とテレビの砂嵐がうつっていた。 カズはリモコンを探し電源を切ろうとするが、ボタンを押してもテレビは切れない。 フッとテレビが暗くなったと思うと あの支配人が顔の前で手を組み、こちらを見ている映像が映し出された 『部屋にもどって来られた貴方がたにルームガイドを行わさせていただきます』 『この部屋には【ゲームに有利となる】隠しトビラと宝箱が隠されています』 『隠しトビラは何処につながっているのか?宝箱には何が入っているかはお楽しみです』 『きっとこの旅で真実の愛が育まれることでしょう』 『さぁ』 『人生は劇です』 『この最高の舞台で、見事な劇を演出してください』 『イッツァショータイム!!』 暗かった部屋の電気が燈される 初めて部屋に入った時に喜びと感動を与えてくれた高級感ただよう家具と部屋。 今はすべてが、うさん臭く血の臭いさえ感じる。 普通の旅ならきっと浮かれるに違いないが、そんな気持ちになれるはずがない… サトミも床に座り込んで、涙を流している 「なんで…」     
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