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だいぶ酔いが回ったころ、圭の目はとろんとしていた。
圭の唇は妙に紅くて意味が分からなくて分かっちゃいけないのに、今までに感じたことの無い胸の高鳴りを僕は無視した。
キスしたい。なんて
おかしい、から。
僕はそこから目をそらして手に持ったお酒を飲み干した。
「なぁ~あ~。」
「なに。」
「いーーつーきーーー」
「なんだよ。」
圭が腰周りに腕を絡ませてくる。
脈が若干速くなったのなんて知らない。
真っ白い肌に紅い頬をしたエロい物体が卑猥に見上げてくる。
「試してみねぇ?」
「は?」
あまり見ないように横目でそいつを見れば楽しそうに口角を上げている。
「突っ込まれんのはー、ポーカーで負けた方にしよ。」
「、、、は?」
「はい。きまりー。3回やってー、勝ったら掘れます~。」
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