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僕の手は震えていた。
そして深呼吸して立ち上がる。
「圭がね。ロイヤルストレートフラッシュ。」
圭が目を見開いて僕を見上げた。
そして破顔する。
「っはぁ~!まじか!俺が負けたのかよ。いつき、ロイヤルストレートフラッシュなんて出したことなかったのに。」
「最後調子乗んなきゃ圭が勝ったのにね。」
「ほんとだよ。あーあ。俺が言い出したし。ケツ洗ってくる。」
圭が立ち上がって風呂場に消えていった。
そして僕は落ち着かなくなった。
本当に?え?
僕、圭とやんの?
少し想像してものすごく興奮してしまった僕は確か、と押入れの引き出しから新品の使われてないローションを引っ張り出した。
僕のぶつがでかすぎて怖いという元カノに買ったものだったが結局使われずに別れて時間が経ち忘れ去られたものだ。
こんなことに使うなんて、思ってもいなかったが。
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