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その日、友達の圭と宅飲みでもしようってなってどしゃ降りの雨の中、僕と圭でコンビニに向かった。 僕の家に帰る頃には、二人とも乾いた所を探す方が困難な程びしょびしょだった。 「うわー、やっと着いた。寒すぎて死にそう。」 「まじでさみぃ。樹、後で拭くからこのまま上がっていい?」 「うん、大丈夫。シャワーも先使っていいよ。風邪ひくし。」 圭は不思議なやつだった。 色白で僕より少し背が低いから、小柄な印象を与えるはずなのに、性格が俺様で態度もでかいから何となく大きく見えるのだ。 ただ、俺様なだけじゃない責任感を持った圭は人望もあってみんなから慕われていた。 「あ?めんどくせーから一緒に入ろうぜ。お前ん家の風呂、まあまあでけえし大丈夫だろ。」 圭がびちゃびちゃな前髪をうざったそうにかき上げながら言った。 体温が低くなったせいか、肌が消えてしまいそうなほど白くて心配になった。 友達同士だし、僕も寒くて死にそうだったからその提案に頷いてさっさと服の準備をした後、2人で真っ裸になって風呂場に入った。
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