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735.09話 四ツ木's side story(解明度25%)
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試合後の公園
「ちょっと四ツ木!なんなのそれ?」
『しょうがなかったんだ!オレだってこんなお願いしたい訳ない!』
【パーン!】
清美がオレの頬を平手打ちした。
「きよみだって、、、初めは坊主とか全然興味無くて、、、でもみんなが頑張ってる姿はかっこいいかなとか思い始めて、、、勝ったらデートかとかぐらいなら実はしてあげてもいいかなとか思ってたんだけど!
なんなの!そのお願いは?
やっぱデートじゃなくてそんなお願いって!
ギャルだからって、、、ギャルだからって、、、馬鹿にすんなよ!マジで。」
『、、、、、、、、、ごめん。』
…こんなお願いオレだってしたい訳ないだろ!
「いいよ。
約束だから、従うけど、、、従うけど、金輪際私の前に現れないで!」
…2つ幸せを望んだ結果がこれか。
…オレだけ2つ幸せを望んだ罰なのか?
…くっ!オレだって本気で好きだったのに。
こうしてオレ達が甲子園を目指した夏までの物語とオレの恋の物語が終わった。
結果的に恋は終わったが、この話は甲子園を目指す為に動き始めた半年前に話は戻る。
寄せ集めボロボロ野球部が本気になるまでの半年の物語である。
そしてオレが失恋する物語。
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