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「エコーにも同じことを言われたよ」
そして、タイサはエコーには自分の気持ちを伝えたことをボーマに伝えた。
「知ってますよ………だからこそ、そのままの流れってものがあるじゃないですか」
ボーマは悔しそうに大佐の胸をさらに小突く。
タイサは自分の事のように怒ってくれるボーマの気持ちもまた嬉しかった。
「そうだな………普通ならばそうなんだろうが………ん、ちょっと待て」
そこで我に返る。
「何で、俺とエコーとの会話をお前が知っているんだ?」
「はっ!」
ボーマは大きな口を両手で隠す。
『隊長、真下はボーマの部屋でした』
壁越しからエコーの声が聞こえてくる。
「副長!? あぁ、そりゃぁないっすよぉぉぉ!」
「………ほほぉ」
タイサの表情が反転、頬が引きつっていた。
「隊長、そりゃぁあれだけの会話を外でしていれば、気になるっていうのが………あぁ、すいません。それだけは勘弁してください」
タイサは両腕を開くと、ボーマの大きな顔に徐々に近付ける。
「うびゃぁぁぁぁ!」
ボーマの頬は良く伸びた。
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