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 ユウキは、サトコの夫が病室を出るのを待って、入れ替わりに病室に現れた。 「こんばんは、初めまして。魂コーディネーターのユウキと申します」  サトコは、驚きと警戒心を露わにした顔つきでユウキを見、やがて、ハッと思い出したように、 「あなたは、もしかして夢の中に出てきた死神?・・・私は今晩もう死ぬってこと?」  とサトコは答えたので、ユウキが、 「いいえ、今晩死ぬわけではありません。それに、私は死神ではありません。霊界本部から派遣された魂コーディネーターです。今日こうやって初めてお会いする前に、昼間寝ている間に夢の中にお邪魔して、簡単に自己紹介をしたつもりだったのですが、死神と受け取られても仕方ありませんね」  と説明した。 「もう死ぬことは覚悟してます。それで、あなたは死ぬと決まった私に何の用?」     
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