*届け物

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「具合が悪くて動けないらしくて。どうしても急ぎで要るからって。これ、住所」 メモを渡される。 さすがにそのままではと、事務所にあった茶封筒に万年筆を入れた。 「…とう…さか?珍しい名字ですね」 そして仕事終わり、原付で向かった。 土地勘も地理も詳しくはないし、方角さえ無頓着だけれど、地図と照らし合わせれば大体の場所もわかる。
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