*出会いは

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県境の隣の市から短大に通うために来て、とはいっても大学自体も比較的、都心から離れた場所。 学歴社会だから大学くらいは出ておきなさいと親から言われ、なんとなく入れた入った。 人混みの都会、あまりごみごみした場所は好きではなかった。 体も小さいから落ち着かない。 息苦しい。 スポーツは有名な学校だった。 スポーツ好きでも得意でもないのに。 というか、運動音痴の上にウエアすらサイズがないことは高校のジャージでわかった。 マネージャーという選択肢も、人のお世話をするのもそれほどでもないと帰宅部になり。 結果、原付通勤のバイトのための学生生活になった。 なんだかなあ。
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