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【 プロローグ 】
苦いのは嫌い。
一度味わえば、いつまでも残る苦味。
忘れられない。
苦いものは何だって嫌いだ。
お菓子も料理も、人さえも。
世の中には、『何だか苦い』って感じる人が沢山いる。
そんな苦い人達には一生関わらずに生きていきたい。
・・・そう思っていた。
そんなことを言っていても、実際に苦いのは私だ。
心の無い人形。
冷血漢。
あだ名なら沢山ある。
正直、いい気はしないが。
でも、そう呼ばれている内が幸せだったなんて。
当時の私は知るよしもなかった。
貴方と出会って、私の人生は
＿ 最低で最高なものに変わる ＿
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