婆ちゃんへ

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同じ話何回でもずっと聞いてあげれば良かったね たまに調子のいい日は私のことわかったりおっきくなったねって会話もできたね 嬉しかったよ覚えてくれていてありがとう 私は孫の中でも一番下だから婆ちゃんと過ごした時間は婆ちゃんの人生の5分の1程度だけど明るくてひょうきんで笑顔の可愛い婆ちゃんが大好きでした 本当に眠っているみたいに穏やかな顔で大きい声で起こしたら起きるんじゃないかなって 寝てるだけじゃないのかなって でもどんどん冷たくなっていって もう会えないんだなって夢じゃないんだなって 仕方ないって充分頑張ってくれたって思いたいんだけど だけどやっぱり寂しいよ 婆ちゃんへの最後のお手伝い私ちゃんとできたかな? どうすればいいのか分からないことが沢山あって上手くできたかわからないけど 最後に婆ちゃんの為に何か力になれていたら嬉しいな 私もまだまだ先になるかと思うけど今度会えたら皆で焼酎のジュース割りで乾杯しよう あんまり飲めないけど皆でわいわい騒ごうね 最後まで頑張ってくれてありがとう お陰で顔を見に行くことが出来たよ 爺ちゃんとゆっくり休んでね 私もいつまでもくよくよせずに 涙ふいて 強くなって心配かけないように頑張るね 大好きだよ
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