序章
2/2
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
2260人が本棚に入れています
本棚に追加
/
2323ページ
丘の上で足をとめ、眼下に広がる街を見下ろした。春めいた風が吹き抜け、伸びた銀の髪が視界の端で靡いた。 「──師匠、準備できたよー」 弟子の声に振り返り、手を振るその姿に笑みを浮かべた。 中央の国の首都まで、あと一週間程度。弟子との旅も、あと一週間程度だ。 竜笛を銜え、それを吹く。人の耳では聞き取れないその音を合図に、己の騎竜が遠くからかけてくる様子が見えた。 .
/
2323ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
2,260
スターで応援
49,920
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!