3人が本棚に入れています
本棚に追加
「……で、どうするってんだ。あと俺はいつまで踏まれてんだ」
そろそろ限界を感じてきたロルフは不満げな声を出した。
「あ、わりぃ、随分うるせぇ床だと思った。」
「なんだようるさい床って!気付いてんじゃん!イーリスちゃんも言ってたのに!!」
「ほんとにうるせぇ。黙って床になっとけ」
「酷いかよ!!」
「イーリス、俺に捕まってろ。離れんなよ。」
「無視?!」
「うん!これでいい?」
「ん、いい子だ。」
カツン…とクルトの靴が鳴る。
「…寝てたか、悪い。ちょっと力借りる。」
クルトが誰かにそう伝えると、イーリスの目の前を小さな光が横切る。
と、同時に…
「……え?」
見たことあるような、ないような、一面砂の砂漠に三人は居た。
最初のコメントを投稿しよう!