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『アキラメロ、オマエデハボクニカナウワケガナイノサ!』
「んだと………その言葉、取り消せよ。」
『マッタク、キミッテヤツハホントニコリナイナァ…』
アリゼロスは巨大な水のエネルギーの塊を作り始めた。そう、ウォーターメーザーの発射の準備だった。
「…スキル…コマンド…」
『キエロォォォォォォ!』
「ポゼッション…ソウル………アームズ。」
ウォーターメーザーが発射され、新太の体は砕け散る…はずだった。しかし、白煙の中から姿を現したのは淡い緑色のユニコーンだった。全身緑色のオーラに包まれていた。
「…新太の姿が変わった?なんで?」
「…こんなソウルスキルも存在するんだ。」
『アリエナイ、キミハサキホドダイマホウヲツカッタバカリジャナイカ!』
『いいや、お前と戦う前に飴を舐めといたんだ。それで魔力を上げたんだよ。今度こそ終わらせてやるぞ、アリゼロス!!!』
新太が変化したユニコーンはその翼で風を起こし、アリゼロスが変化した狼と互角の戦いを繰り広げた。
『…マサカ、オマエガコシニサゲテイタ“翠空の剣”の力カ?ダトシタラ…ユルサヌ!』
『うおおおおおおっ、ディアン様の仇、後ろで見てくれている馬宙さん達のために!オレは…オレが……二人の追い風になるんだぁぁぁぁぁ!』
新太が変化したユニコーンは緑色の竜巻を発生させてその中にアリゼロスが変化した狼を閉じ込めた。
『…グッ、キ、キサマ…ナンノマネダ?コノワタシノツクリアゲタヨロイヲカンゼンニコワスツモリカ?』
『当たり前だ!いっけぇぇぇぇぇ!』
新太が変化したユニコーンはそのまま猛スピードで竜巻の中に突っ込み、アリゼロスの…クリスタラスが変化した部分のコアに角を突き立てた。
『…ソンナ、バカナ…アリエナイ……ナゼナンダァァ!!!』
アリゼロスはクリスタラスが変化した鎧もろとも吹き飛ばされ、元の姿に戻った。新太も元の姿に戻り、剣を構えた。
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