#24 終止符

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「そうだったんですか…」 「私達あれから上級修剣士になれましたよ!ね、エルシア!」 「う、うん。」 マリナは水色、エルシアはオレンジの制服を着ていた。しかも腰には本物の鉄剣が帯刀されていた。 「二人ともよかったじゃん、オレ達に追い付いたんだから。」 「…そうですね!いつかは先輩と戦ってみたいです!」 マリナは相変わらず先輩愛がすげぇな。対してエルシアは陽輝と喋ってるし… っとまぁ、オレと陽輝の最初の休暇はこんな感じで終わった。 休暇が終わり、オレと陽輝は再び王都に戻り、騎士としての日々に戻った。 ―その頃、とある場所― 『フフフ…馬宙め…ボクを倒せたと思うなよ。ボクは何回でも姿形を変えて蘇るからね…』 アリゼロスは霊体の状態で高笑いをした。 ―ある日、王都の瑠菜の家― 「ねぇねぇ、ママ。パパがどこにいるか知らない?」 瑠菜の家に突然瑠菜より明らかに年が下の女の子が訪ねてきた。しかも、パパを探してると言われ、果てには自分をママと呼ばれ、瑠菜は動揺していた。 「えっと…あなたのパパってどんな人?どんな格好してるのかしら?」 「えっとね…青色のコートを来てるの!あとね、右目に眼帯してるの!」(これ…間違いなく馬宙くんじゃない!) 「た、多分パパはお仕事してるんじゃないかしら…」 (ごめんなさい、馬宙くん!特に深い意味とかそういうのはないの!) ―王城― 「…あの、団長。青いコートを着た男の人を探してるという女の子がいるのですが…」 「マジか…すぐに行くよ!」 「…パパ!」 ………………はぁ?え?何?オレが?この子の? こうしてこのあと馬宙はさんざん説明したが、部下たちからも色々言われたがためにしかたなく王城で見知らぬこの子を保護することにした。 ~メニーミックス・ワールド 完~ 2019年7月 メニーミックス・ワールドⅢ NEW WORLD ORDER 始動
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