ある朝
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キッチンに置かれた彼のためのブランチを全て排水溝に流し込む。全てがぐちゃぐちゃに混ざったそれが腹のなかにおさまり、栄養として彼の一部を作り出そうとしていたものはゴミとなった。排水溝の蓋を閉めディスポーザーを回すと二十秒で跡形もなくなってしまった。 出したままだったオートミールの袋を見て、これも捨ててしまおうかと思ったけれど、賞味期限がまだ半年先だったので、ふたたび棚の奥にしまい込んだ。
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