第3章 敵か味方か?!モダンなあいつ

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ノーミ大将軍は大胆な作戦にでた。 ノーミ大将軍 「いちから広島風お好み焼き店を開店、運営するのではなく、今大阪にある関西風お好み焼き店をのっとり、わが帝国の店とする!すなわち、カッコウ作戦だ!。」 カキオコ大僧正 「なるほど。カッコウは自分で子供を育てず、他の鳥の巣に勝手に卵をあずけてわが物とする。実に効率の良い作戦だ。」 ノーミ大将軍 「怪人たちよ、就職情報をチェックしろ。お好み焼き店員募集に応募するのだ!そして採用されて店を広島風につくりかえてしまえ!」 「行けい!オコノミ怪人たちよ!関西のお好み焼き店を広島にそめあげるのだ!」 オコノミ怪人 「シーマ!!」 オコノミ怪人たちはリクルートスーツに身を包むと、次々と就職活動を開始したのだった。 そして数か月後・・・・・・・・・ 牛玉(ぎゅうたま)ブルー 「さーて、いつものお好み焼きでもたべるか。」 オコノミ5のメンバー 牛玉ブルーこと梅田 蒼紫(うめだあおし)と、 もちチーズイエロー こと、難波 家郎(なんばいえろう) は、いきつけのお好み焼き店に入った。 もちチーズイエロー 「おっちゃん、いつものね。あれ、新しい店員さん?」 店主 「ええ、最近入ってもらってるんだけど。」 牛玉ブルー 「じゃあいつものっていってもわからないね。牛玉ともちチーズ、おねがいします。」 新人店員 「わかりました。」 新人店員は慣れた手つきでお好み焼きをつくりはじめた。 「はい、おまちどうさまです。」 牛玉ブルー 「こ、これは・・・・」 もってきたお好み焼きは梅田がよく知っているお好み焼きではない。 そう、広島焼きの牛玉であった。 牛玉ブルー 「いったいどういうわけだ?モダン焼きなんかたのんでないよ。」 その時、向かいに座っていた客の知らない男が声を出した。 謎の男? 「おにいさん、そのお好み焼きはモダン焼きじゃあないぜ!」 新人店員 「フッフッフッ。いかにも。そのお好み焼きはただ焼きそばをまぜただけのモダン焼きなどというホットケーキまがいのものではない!正真正銘の広島焼きだ!」 牛玉ブルー 「なに!!」 もちチーズイエロー 「なんやて!」 そういうと、新人店員はもっているヘラ(こてともいう)を交差すると、 異形の怪物へと変身した。 ギャンベッツ 「俺こそはオコノミ帝国のオコノミ怪人、ギャンベッツだ。梅田蒼紫、難波家郎、広島焼きをたべてもらうぞ!」 梅田蒼紫、難波家郎、 「な、なぜ俺たちの名前を知っている?」 ギャンベッツ 「驚いたか!わが帝国の情報収取能力の高さに!それオーコーたちよ!」 オーコー 「シーマ!」 というと窓を開けてそこから5人ほどのザコ怪人であるオーコーが入ってきて 梅田と難波の両腕を押さえつけた。 ギャンベッツ 「さあ、オーコー達よしっかり押さえつけるのだ。オマエたちには無理矢理にでも広島焼きを喰ってもらうぞ!」 といって二人に強引に広島焼きを食べさそうとした。 梅田蒼紫、難波家郎、 「くそう!やめろ~」 その時さっき声をかけてきた謎の男が叫んだ。 謎の男 「待て!!!無理矢理食べさすのは感心しないな。」 ギャンベッツ 「なんだ貴様は!じゃまするのか」 謎の男 「それにさっきのセリフ。モダン焼きがホットケーキまがいというのも許せないな。モダン焼きはうまいぜ!」 そういうと謎の男は叫んだ。 「変身!」 強い光が男の全身を包む。その光が消えたとき 男は一人の超人になっていた。 モダン1(ワン) 「俺の名はモダン1!言っとくがモダン焼きは立派な関西風のお好み焼きだぜ!」 モダン1と名乗る超人はとりおさえている5人のオーコーを一回のジャンプで全員蹴り飛ばした。 難波と梅田は自由になると 牛玉ブルーともちチーズイエローに変身した。
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