第3章 敵か味方か?!モダンなあいつ

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ギヤンベッツ 「モダン1とか言ったな。誰か知らんがわが帝国にたてつくならオマエもオコノミ5ともどもやっつけてしまうぞ!外に出ろ!」 モダン1、牛玉ブルー、もちチーズイエロー 「来い!」 といって全員外に飛び出した。狭い店の中で戦うとせっかくのオコノミ焼き店がこわれてしまう。戦闘は基本 店外だ。 敵のオコノミ帝国の目的は広島焼きの普及であって破壊活動ではない。(自称?),正義の味方であるオコノミ5も破壊活動をしようとは思わないためそうなってしまう。不良高校生のけんかのようなものである。 店の前に広い駐車場がある。そこで戦闘は行われた。 モダン1 「スーパーモダンキック!【普通のとびげり】」 牛玉ブルー 「ブルーチョップ!【単なるチョップ】」 もちチーズイエロー 「イエローバスター!【ただの背負い投げである】」 怪人は一方的にやられていた。 「みたか、正義の力を!」 なにしろギャンベッツ一人に対し、ヒーローがわは3人がかりである。 圧倒的に有利だ。 正義とは便利な言葉だ。3対1でもこっちが正しいような気がするからだ。 さらに、牛玉ブルーは携帯電話をとりだすと、仲間に連絡した。 牛玉ブルー 「オコノミ帝国の怪人を発見しました!いま戦闘中です。レッド、グリーン、ピンク!」 一人の怪人に対し5人がかりで襲い掛かる。一般的には卑怯とされるが、これは5人で戦う戦隊ヒーローの常識である。一人だとライダーである。当然、レッド、グリーン、ピンクも大急ぎで駆け付けた。 3人はタクシーに乗ってきた。 いか グリーン 「現場が基地から割と近い場所だったので、タクシーで来たで!」 リーダー豚玉レッドはタクシーの運転手に三人ぶんの運賃を払うとちゃんと領収書の請求をした。 「あ、領収書ください。名前はウエで。必要経費でおちますから。」 さすがリーダーである。しっかりしている。そして大きな荷物が入っているらしいカバンをタクシーからおろした。 ギャンベッツ 「来たな!オコノミ5!」 5人はそろうと、いちいちポーズを決め、名乗りを上げた。 「豚玉(ぶたたま)レッド!」 「牛玉(ぎゅうたま) ブルー!」 「えび ピンク!」 「いか グリーン!」 「もちチーズ イエロー!」 全員 「5人そろって  こなもん戦隊、オコノミ5!!!」 そのあいだ、怪人は攻撃せず、ちゃんと待っている。名乗りを上げている間に攻撃をすれば確実に有利なのだが、 これはヒーロー物のお約束なのだ。名乗りを上げている間に怪人は攻撃はしないことになっているのだ。
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