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「さあ、花子ちゃん、家に着きましたよ。」と涼子が言うと目の前には白い大きな家があった。家と言うよりお城。花子は不安だったが、涼子様の家を見て不安はドキドキに変わった。
あれ?どっかで見た事があった。よく思い出すとハルミちゃんの家だった。ハルミちゃんの家に似ている。花子は そう思った。
「どうしたの?」涼子様が花子に話しかけた。大きな家で、びっくりしたと花子は答えた。
本当に そっくりだった。中には お手伝いさんが3人程いた。「いらっしゃいませ。」いきなりお手伝いさんが大きな声を出したので彩子はびっくりした。
お手伝いさんか。そっか涼子様は お金持ちだから当然だ。
ハルミちゃんの家に似てるって涼子様に言いたかったけど、なぜか言うといけない気がして黙っていた。
お手伝いさんは、紅茶とケーキを出してくれた。涼子様は紅茶に砂糖とミルクを入れてくれた。それを花子は緊張しながら食べた…
「おいしい。」と呟くと「そうでしょ。」涼子様は微笑んでいた。
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