祖母の友達

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涼子は、可愛い洋服を持って花子にちょくちょく会いに来た。その洋服を花子にあげていた。キノは人から物をもらう事を嫌っていた。昔は金持ちだったが今は そうでもないので涼子がやっている事にプライドが傷ついていた。「ねえ、来る度に持ってこられちゃ花子のためにもならないから今度から何も持ってこないでね。」と涼子に言った。「気にしない、気にしない。」と言っては洋服をどんどん持って来た。 花子は、綺麗な洋服を着る事が出来たので喜んでいた。涼子様を毎日、待っていた。 その様子を見て涼子は計画は順調に進んでいると確信した。今度は自宅に招待して優雅な気分を味わってもらおうと考えていた。小さい子供は素直でいいと涼子は思った。
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