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美優に俺の歌が届いてるかな…。
日本の音楽プロダクションから連絡があり、アメリカ在住だけどメジャーデビューが決まった。
美優と同じ舞台にやっと上がれた。
日本での美優の活躍を知ると不安になる。
美優はテレビには出ない方針を貫いていた。
曲と小説で判断して欲しいと取材にも応じなかった。
それでも人気はうなぎ登りで、月に1曲出す新曲は全て大ヒットした。
小説が2作品、映画される事も決まっていた。
美優の活躍に焦った。
俺は美優ほどはまだ活躍できてない。
美優を超えなければ、美優とまた一緒に歩めないと思った。
あの俺に護られて過ごしていた美優に、俺が負けるなんて事はできない。
情け無い所を、美優には見せられない。
美優の前では、カッコいい俺でいたい。
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