389人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
大学修士課程2年目の2月。
世界で注目されてるアーティストとして活躍をしていても、最高レベルの曲作りとMVは作成しても、第1は大学の研究で、曲を発表するだけでそれ以外の活動はできなかった。
大学院に通いながら、Googloで高度な技術を学ぶためにアルバイトをしていた俺。
毎日がジェット級に過ぎていく。
そんな毎日でも、iPhoneの画面は、隠し撮りをして撮った最後に会った日の美優で、美優の事を思い出し、逢いたくて、せつなくなった。
ふと、美優は大学院修士課程までしか通わないと言っていたのを思い出す。
美優は一切メディアに顔を出さないから、今、どんな女性に成長しているかわからない。
小さくて華奢で、天使のような神秘的な可愛い美優。
最先端のテクノロジー技術を学ぶ事と、それを駆使して楽曲とMVを作る生活の中、かなり多忙を極めていた。
でも、今年の夏休みは、日本に1ヶ月だけ一時帰国をし、美優に逢いに行こうと思った。
卒業した美優をアメリカに連れ出す事ができないかと頭によぎった俺。
美優は、誰とも付き合わずに俺を待っていてくれてる確証は無い。
でも、俺が美優を愛して求めてるのと同じで、美優も俺を愛して待っていてくれてると信じていた。
そう考えてると、俺のメールアドレスに、日本の音楽プロダクションから、心踊る依頼かきた。
最初のコメントを投稿しよう!