彼との共鳴 ~美優4~

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試写会上映会が終わった。 最後の締めで、主題歌を歌いきり、観客は観客の渦に飲み込まれた。 いきなりのスタッフの提案に焦るわたし。 涼しい顔で応じた和真くんに、流石と思った。 和真くんの歌唱力のすごさに、狼狽えながら共鳴したわたし。 試写会が終わり、和真くんがわたしに近づいて来てくれた。 6年ぶりの再会で、世界中で人気ものの和真くんに、話しかけられ戸惑うわたし。 6年間学生生活を共にし、6年間離れて、また、再会する。 男らしく成長した和真くんを直視できなかった。 学生時代みたいな画期的な肉体的な成長は見られないけど、高校卒業から男らしく成長した和真くんに戸惑う。 わたしが、中高一貫校時代の同級生だと、声優をされた主演俳優達に説明し、解散後はかなり久しぶりに2人きりの時間を持った。 近くのバーの個室に入る。 わたしもだけど、和真くんも緊張してた。
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