通禁電車

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やばい…勃ってくる……腰が引けると、相手の下半身に尻があたった。 この男も、もう勃ってる……相手の状態を察すると、これじゃ受け入れているのと一緒だとしか考えられなかった。 頭をいろんな思考が目まぐるしく巡るーーその内にも、手は止まらずに先端をじゅくじゅくとしごいた。 待って…くれ……相変わらず、拒絶の言葉は声にはならない。 喉の奥では断るセリフが溢れているのに、どうにも声に出して発することができないまま、 手の動きはだんだんに早まって、パンツにじわりと汁が染み出してきたのがわかった。 「…あ、や、め……」 僅かな音量でそれだけを口にすると、手はまたしても引っ込んだ。 嫌がるならそれ以上はしないということなのか……だが、次には背中から回された手の平がワイシャツの上から乳輪の周りを撫でさすって、 「……ふっ、」 尖りピンと立ち上がった乳首に、吐息が口から漏れ出ると、 胸ポケットに、スイッとまた何かが差し込まれた……。
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