第1章 プロローグ

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自分の足が動かない。 (なんだ、この不思議な感覚は、、、。) 意識が朦朧とする。一体自分はどうなってしまったのか、 すると、ドアの開く音がして、足音が聞こえる。 (誰か来た。) 「気分はどう?、佐々木君。」 見た目と違う、声で男が自分に声をかけてきた。 自分は全身の力を振り絞って男に今の状況を伝えた 「気分良く見えるのか?」 と、答えると男はクスリと笑い。バインダーに何 か、書き込んでいる。 それにしても、ここはとても寒い。もっとあったかくならないだろうか。 「あ、佐々木君。この状況で悪いんだけどさ、公安の仕事は人手が足りないんだ、だから明日早速だけどミーティングに出てもらうよ。」 (は?、ちょとまて、公安。どう言う事がさっぱりわからん。) 「言い忘れてたけど、記憶は明日戻るから心配しないで。」 男はそう言い残し、この部屋を出て行った。自分は頭が混乱しているせいか、男の言っている事がわからなかった。
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