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自分の足が動かない。
(なんだ、この不思議な感覚は、、、。)
意識が朦朧とする。一体自分はどうなってしまったのか、
すると、ドアの開く音がして、足音が聞こえる。
(誰か来た。)
「気分はどう?、佐々木君。」
見た目と違う、声で男が自分に声をかけてきた。
自分は全身の力を振り絞って男に今の状況を伝えた
「気分良く見えるのか?」
と、答えると男はクスリと笑い。バインダーに何
か、書き込んでいる。
それにしても、ここはとても寒い。もっとあったかくならないだろうか。
「あ、佐々木君。この状況で悪いんだけどさ、公安の仕事は人手が足りないんだ、だから明日早速だけどミーティングに出てもらうよ。」
(は?、ちょとまて、公安。どう言う事がさっぱりわからん。)
「言い忘れてたけど、記憶は明日戻るから心配しないで。」
男はそう言い残し、この部屋を出て行った。自分は頭が混乱しているせいか、男の言っている事がわからなかった。
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