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音のした方を見ると鳴海がバグから木に押さえつけられ首を絞められていた。
ギリリッ!!
「かっ!!、ぐっ、、、やめ、、、カヒュ、、、」
音と鳴海の抵抗の感じからかなりの力で絞められている事が分かる。
「鳴海!!」
は?何これ、、、死ぬ?、、、鳴海が、、、
『死ぬ』?
その時俺は変に冷静になっていた。
「アイツら、、、確実に強くなってやがる、前回は自分の手をこちらの手に 擬態させる事なんかできなかったのに、、、あの絞めかたは不味い、、、
早く 止めねぇと、、、」
男の声を聞き冷静になった俺の頭は心にもない事を言わせた。
「『だから早く殺そう』」
「おい、友紀也、、、何、言って、、、」
俺はもう誰の言葉も聞こえなかった。
変な汗が邪魔だ、、、目的は鳴海を苦しめているバグ
俺は血走った目でそいつを睨み付けこう言った。
「殺そう」
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