気になる王道君

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転校生が俺の隣に来た。 図來 「宜しくな!!」 と、俺に声をかけてきた。 …うーん。元気だなー。 「宜しく。」 図來 「なあなあお前!なんて言うんだ!?」 と、ズイッと目と鼻の先に 顔を寄ってこられた。 寄れば寄るほど目が小さく見えた。 …ぶっさ……。 図來 「聞いてるのか!? 俺の話を無視するなんて酷いぞ!謝れ!」 まだ30秒も経ってないよ。 「俺は朝比奈 賢也(あさひな・けんや)。 教科書とかもう貰った? 良ければ一緒に見る?」 教科書を指差して 首をかしげる。 図來 「お前良いやつだな!気に入ったぜ!!」 わーい嬉しいー。 声でかーい。 机をくっ付けて教科書を一緒に見る。 でも転校生は物の数秒で 机に突っ伏してしまった。 欠伸してる。 あ、寝た。 お前はの●太くんかと突っ込みたくなる 短い時間で寝てしまった。 寝息が聞こえる。 科学担当 「……えーここのアルミニウムは___。」 完全にスルーしてる。 俺も特に気にせず授業を再開する。 凄い転校生が来たもんだ。
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