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ブルーの光点がレッドを包囲しはじめている。
このままいけば明日の朝には決着がついているだろう。
「おまえ、また落ちたんだって」
クリーニングしたての軍服をきた同期入隊のアキラがニヤニヤしながら声をかけてきた。
ぼくは「ふん」と鼻をならして、「それよりおまえどこいくんだ、そんななりして」とわかっているのにからかった。
「おまえもどうだ」
「今週はこれ以上飲めないんだよ」と手に持っていたビールをかかげた。
「かわいそうに」
「おまえはいいよな。肝臓が強くて。おれの倍はあるだろう」
「ああ、強制休肝日以外は酔うまでのめるぜ」
アキラは笑って唯一残っているコロニーにある唯一のカフェに出かけた。
モニターを見るとレッドの光点が次々に消えていった。
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