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「じゃじゃあん。これなんだと思う?」
「結婚式の招待状じゃないか」
「そ、おれたちのご主人様が結婚するんだ」とアベルのアキラがはしゃいだ。
リズが「なんかおじゃまね」と席をたった。
「うえでまってるから」
アキラたちはリズを見送ると、身を乗り出してぼくを誘った。
「ともだち、つれてきていいって言われてんだ。パーティーはきっとすごいだろうし、内地の人間用施設のパスももらえるから、遊び放題だぜ」
「たのしみだなあ。内地の都市なんてめったにいけないからなあ」
ふたりはそろって、「なあ、いこうぜ」とぼくを誘った。
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