勘違いにも恋がある

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 ぴしりと言ったレオンはもうシーツを替えるだけの力は残っていない。ゴロンと隣りに寝転がると、自分よりもよほど立派な体が抱き寄せてきて、額や頬や目尻などにキスの雨を落としていく。 「変態」 「すみません。だってレオンくんが来ると思ったら我慢できなくて」  結局最後は幸せそうだから絆される。溜息をついたレオンは厚い胸に鼻先を擦り寄せて眠った。
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