感謝

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感謝

「お、元気だな!何かいいことあった?」 「あ、姉さん」 舞い上がっていた俺は、彼女ができたことを正直に話した。 「おー!彼女か!あんな小さかったのに、いつの間にかそんなことする歳になったか!」 4つ年上の姉さんは、俺を「色々な面で」よく可愛がってもらっている。 だから、こういう風に思っちゃうんだろうなぁ。 「それで相手は、話によく出てくる隣の子?」 「そう!姉さんのアドバイスが良かったのかな?」 姉さんは嬉しそうだけど、ちょっと呆れも入った表情で 「いや、君の話を聞く限りでも、かなり脈ありだとは思ってたぞ。」 「そりゃあ、女の子に嫌われないような一般的なアドバイスはしたかも知れないけれど、 彼女が好きになったのは多分君の人柄だよ。」 それでも感謝したい。幸せのおすそ分けだ! 「だったら今朝やった義理チョコのお返しに、今夜にでもまたがっつり付き合ってくれ。」 「もちろん、ホワイトデー辺り、君の彼女も混ぜてやるともっと楽しめるぞ?」 姉さんは笑いながら冗談っぽく言ってくれた。なるほどその手もあった。彼女次第だけど良ければそうしよう! 「サンキュー!お隣の姉さん!!」
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