第二章 「真相真意を探るべく」

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「はぁ...相変わらず仕事多い...」 そう、私は見ての通り日記の仕事中。 何か...プリントまとめ...的な? もう私達も卒業だし、断捨離...的な? 「これは片瀬くんのでー、こっちは...」 え? 何これ? 天竺凛香...? 凛香の、プリント? 見ちゃっても...良いよね?? 『鈴鹿先生へ 私は今 虐 められています。 助けて下さい。 天竺凛香 』 は...? これって...凛香が助けを求めた証拠だ。 私のクラスの担任、鈴鹿先生に。 だけど、あの先生は助けなかった。 見て見ぬフリしてたんだ。 許せない、何これ、最低。 「佐藤、どうした」 「辻先生...!!」 「...日直か?」 「は、はい!片付けしてて...」 「へー、どんなプリントだ?見せてくれ」 「え、と...その机に」 「手に持ってるヤツで良いじゃないか」 「こ...これは...!!」 「何なに?...天竺...凛香?」 ...終わった、最悪。 顧問に見られるとか終わった...。 取り返さなきゃ、今からでも。
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