第二章 「真相真意を探るべく」

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「そもそも、私に復讐する権利なんて...」 「復讐じゃない」 「え?」 「真相を暴くんだ」 ...真相なんて...無い。 私が...私こそが犯人だから。 親友を...凛香を殺したのは私だから。 ≪もう...楽にしてよ≫ ≪...でも、≫ ≪お願い...疲れたの!!≫ ≪...あっ≫ あの時...あの時...!! 「真相なんて無いんです」 「...それで、良いんだな」 「...っ、はい」 そう、これで良いの。 凛香は、私が、佐藤あんずが...。 「...あぁ、そうだ」 「?」 「3月4日は3年D組全員学校に来るように」 「え...私に言われても...」 「学級委員やってるだろう、頼んだぞ」 「え、困ります!!」 ...辻先生行っちゃったし。 皆、私の話なんか聞いてくれないのに。 黒板に書いておいたら来てくれるよね。 ...早く3月14日にならないかな。
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