プロローグ

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プロローグ

声も……姿も、髪の毛1本1本まで……すべて。すべて、私の為にあればいいのに。あなたの全てが、私の為なものならいいのに。 絶対に私のものにはならないんだ。私に触れることもないんだ。 好きで好きで好きで好きで好きで。おかしくなりそうなほど。 ……嫌いだ。そう言えたらいいのに。私を好きにならない、あの人なんて。
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