番外編その2

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……ふと、思い出した事がある。 今日も大人に悠さんは家事をこなしている。 時々、見つめすぎている私に視線を合わせ にっこりと爽やかに笑う。 心臓がやべぇ。 このままだと早死にするんじやないかと思うほどに心臓が、いつまでたっても、彼に見つめられると、きゅうってなる。 はぁ~!!カッコいい。 カッコ良さと幸せに埋もれて、大人の魅力に酔いしれること数ヶ月。 悠さんは、私の事が好きだ。 分かってる。 知ってる。 こんな幸せある? よく冷えたビールに、美味しいご飯。 いつでも抱きつける、二人だけの空間。 だけど……ふと、思い出した事があった。 私が知ってる悠さんからは想像出来ないような姿。 ……美智さんと一緒にいる悠さんは、子供のように……美智さんにまとわりついてなかったか? 今の悠さんは、とても、大人だ。 「ん? 熱かった?……こっち、食べたら?」 そう言って、熱々のあんかけを自分の皿のと取りかえてくれる。 至近距離でじっと見てる私に 「……はいはい、後でね」 そう言って、目を逸らした。 誰もいないんだから、食事中でもキスくらいいいじゃないか。 ……つまり…… もっと、夢中になればいい、私に。 テンションに……温度差を感じる。 もっと、こう……ガバッと…… 悠さんから来てくれたって…… いいではないか?
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