番外編その2

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食事が終わると、私と悠さんの距離はほぼ0。 これだって、私の方が、ひっついているからだ。 「……今日は、一緒にお風呂に入りませんからね」 そう言ったものの 「ん、了解。じゃあ、先に入って」 あっさりお風呂場へ促されそうになって 必死に言った。 「ち、違いますからね! 生理じゃないからね! ちょっとそうしたいだけだから!」 ……はぁ、悠さんの前だとどうしてこんなにも馬鹿になってしまうんだろう。 生理だと思われたら、抱いてくれなくなるわけで…それを説明しようと思ったら…… 悠さんの……ため息。 そして、お風呂ではなくソファに促される。 「……うん、どうした?」 そう言って、優しい眼差しを向けられる。 絶対に面倒臭い女じゃないか。 だけど、こうなったら悠さんは…… ちゃんと話を聞く人だ。 「……足りない」 「何が?」 「悠さんからの愛が」 「はぁ?」 悠さんが物凄い……むっとした顔を私に向けた。 う、怖い。 何その顔。穏やか過ぎる悠さんは、ちょっとこんな顔をしたくらいで 震え上がる程怖い。
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