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俺以上にお義母さんのテンションが高いが故に、少しばかり冷静さを保つことが出来た。
「……あの子、顔だけは私に似ていいから」
そう言って、用意された椅子に、座っては立ち、座っては立って、娘のドレスを手に取る。
彼女は……お義父さん似だと、俺は思う。
だけど、まぁ、いいや。
お義母さんが迷った末に手に取った黄色と黒のストライプのドレスはさすがに……
「……お義母さん、それはちょっと……」
止めるとしよう。ミツバチみたいだから。
いつか……
子供が出来たら、るなもこうなるのかな。
俺達の娘は出来れば、父親に似るより母親に似て欲しいな。
ああ、でも、きっと……
目の前の彼女のように、とんでもなく可愛いんだろうな。
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