序章~力こそ全て~

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一年後 彼が帰ってきた。 しかし、村は荒れ果て、無残な姿だった。 鍛え上げられた肉体。 鋭い眼光。 彼は一年間修行していたのだ。 彼らを倒す為に。 しかし、人々は彼を救世主だとは思わなかった。 村を捨てた熊。 野蛮人。 鬼の子。 彼はそう呼ばれ、人々から罵られたのだ。 それでも彼は自分達の村を救う為、隣の村へと向かうのであった。 数日後 隣の村で生き残った者は誰一人としていなかった。 その後、彼は姿を消した。
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