1:疑似人格リラクゼーションクマ

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1:疑似人格リラクゼーションクマ

   誰も居ない教室。  何十年か前は、毎日のように見てた光景……  そんな教室から見える外の景色は……真っ白。  雪や霧とかじゃない。本当に、ただ白いだけ。  あり得ないだろ……違和感バリバリじゃん。違和感しかないよ……  視界の片隅に人影……窓際の座席に男子生徒が座っている。  イケメソは滅べ……ん?  学生服着てるし、若いし、雰囲気全然違うけど……俺か?  んな訳あるか!  あんな学生服が似合うイケメソが、自分な訳が無いだろ!  40過ぎのオッサンが学生服なんて着たら……コスプレした痛いキモオヤジにしかならんわ!  ……って、自分で言ってて、なんか悲しいが…… 「やぁ、僕。そう卑屈にならないで。  でね、これは□□で□□□を□□□してるんだけどわかる?わかんなきゃ、わかんないでいいんだけど、これだけはしといて………」  はぁ?何言ってんだ?こいつ? 「………じゃ、3日後。後悔しないようにね?  アデュー!」  ……意味わからん。  しかし、確信は得た。彼奴は“俺”だ。  『アデュー』って…… 「お前は!フィッ〇ァーズか!!」  
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