2:異世界に召喚されたクマ

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『まもなく、閉店の時間となります………』  後、15分で閉店か…… 「??!!」  リーチ目!どっちだ!  ピカッ!  辺りが急に明るくなる。 『よし!ビッグだ。  ……閉店間際だから、電気点けたのかな?』 『残念ながら閉店準備の点灯じゃなさそうくま。  どちらかと言えば、お前の人生の閉店準備みたいらしいくま……』  昨日、機種変したスマホからインストールしてあるクマが何か言ってる。 『は?なんだ、それ?』 「それは、ぼくから説明するニャ」  は?猫? 「これでも、一応、世界の管理をしているんだがニャ。  単刀直入に言うとニャ、お前は異世界に召喚されたニャ……お前の周りの人間、100人を犠牲にしてニャ……」  ……は?なんだそれ?  ……そういうのって、呼ぶ方でなんとかするもんじゃないか? 「良く知ってたニャ。その通りニャ。  しかし、その世界のアホ国王が自分とこの犠牲を無しに、しかも自国の利益の為だけに禁忌召喚したんだニャ」  …………  
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