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父は離婚し、俺の母と結婚した。
・・・いろいろと、お互いに思うことはあったのかもしれない。
幸せだったのだろうか。
それを推し量ることはできても、今の俺が直接尋ねることはないだろう。
さて、そんな事情を背負って生まれた幼児俺だが、幼いころはたいそう可愛かったようだ。
まるで天使のように可愛く、女の子に間違えられることも日常茶飯事。
・・・今は見る影もないが、まあそれは良いだろう。
本当に幼いころの記憶は、あまりない。
みんな、そうだと思う。
ただ、断片的な記憶があるだけだ。
弟が生まれ、不思議な気持ちでそれを見ていたこと
そして
父への恐怖
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