三 高校時代

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ともあれ、俺は無事に大学に合格した。 推薦入試を受けることができて、12月には合格が決まっていた。 新聞奨学生の手続きも無事終わり、奨学金の申し込みも完了した。 親に進学は諦めろと言われて、新聞奨学生を見つけて、親を説得して、大学を見つけて、受験をして、合格までの3か月は、怒涛のような日々だった。 この3か月が、その後の人生を大きく変えることになる。 たかだか18歳の少年に、400万を超える莫大な借金を抱える意味や覚悟を求めるのも難しいかもしれない。 だが俺はこの時にもっとよく考えておくべきだったのだ。 この頃の俺は、不安を抱えながらも、輝ける未来を信じていた。 そんなありふれた・・・かどうかはわからなくなってきた、少し複雑な高校生活だった。
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