ゆらゆらハンモック

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ゆらゆらハンモック

 よく晴れたある日のこと、なんとなくバルコニーに出てみるとじんわりと暖かかった。  三人掛けのテーブルの側にあるハンモックに乗り、体を横たえるとゆらゆらと揺れた。  日差しと揺れが心地よくて、ついついうとうとしてしまう。時々響く鳥の声を聞きながら瞼を閉じていると、たまにはこんな平穏な時間があってもいいだろうという気持ちになる。  ふと、友人の声が聞こえた。目を開けて時計を見ると、すっかりお昼時だ。  俺を呼びに来た友人に、今日はそこのテーブルで食事をしようと言う。友人も、それはいい案だと言う。  日当たりのいいバルコニーで、俺と友人ふたりの三人で食事をする。それから、今日はお昼寝日和だからと、食後のお昼寝に誘った。
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