たまにはのんびり

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そう言うと万琴さんは軽い足取りでブランケットを取りに行ってしまう。 ぼんやりしているのも何なので、俺も縁側に座布団とクッションをいくつか運び、簡単だけど寝床を作った。 「幅が狭いからくっつけたけど、離した方が寝やすいかな…」 いつも一緒に寝てるけどそれは夜の話だし、今は昼寝だから密着する必要はないよな? 密着するのがクセになってる…どんだけ万琴さんを好きなんだよ俺…。 「やっぱり密着する形に寝床作っちゃったね?僕と密着すると気持ちいいってことかな?安心してくれるならちょっと嬉しいかも♪」 万琴さんが持ってきたブランケットに少しだけくるまった形になって、二人で苦笑しながら向かい合って額を軽くくっつける。 そっと目を閉じると、額から万琴さんの体温を感じた。 そのまま万琴さんが俺の両手を両手の指に絡めるようにして握ってきた為、急にドキドキしてきて昼寝どころじゃなくなってきた。 「今日はこのまま昼寝ね。たまには二人でただのんびりするのもいいと思うんだけど?」 「う…。分かってますけど、目を閉じると万琴さんのアクションがいつも以上にダイレクトに…」 「もし襲ったら僕に一生お触り禁止だからね♪」
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