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殺害された5人の売春婦達は麻薬を常に使用していたことが判明。京都府警は桐生裕二と有森夏代を容疑者として逮捕したが、前者は同年7月21日に釈放された。22日に公判で有森は終身刑の判決が下された。
2035年のことだ。
犯人は2008年に伏見桃山に生まれたが、両親と幼少の時に死に別れ、7歳の時に奈良県の寺院に預けられ、そこの住職の坊屋慈恩の元で修行し「慈流」の法名を授かったが、2017に住職が死去し寺を出て京都府の柔道道場に内弟子として入門し、柔道三段を取得。2020に勃発した大阪の乱で少年兵『白虎隊』に志願したが、地雷による負傷で鼻柱を失い醜い容貌となった。
やがて出奔し各地を放浪したという。
2025年、17歳のとき、破れた法衣をまとった流れ坊主となった慈流は、放浪の中で数々の強盗事件や窃盗事件を起こし、入出獄を繰り返していたが、鳥取監獄で懲役4年を刑期を終え2030年1月4日に出獄後、犯行が凶悪化した。
出獄後、龍二と名を変えた彼の犯行は凶悪なもので、1人住まいの家に押し込んで女や老人を陵辱してから金品を奪い、場合によっては犯行を隠す為に殺害し、放火するという残虐なものであった。
強盗殺人3件、強盗強姦5件、強盗7件、窃盗9件であるが、実際の殺人や強姦の被害者は相当数だという。
強姦被害者の多くは前科者であったが、中には一般女性や巫女までいたほか、老若関係なくその被害にあった。
犠牲者の中には襲われて驚きの声を上げたところ、舌を手で引き抜かれ殺害された者もいたという。
なお主な犯行として次のようなものがあるという。
2030年2月、兵庫県尼崎市で72歳の老婆を殺害し2400円を強奪。
2030年4月 神奈川県小田原で60歳の女性を騙し強姦のうえで、海に突き落とし殺害。200万円の貯金通帳と現金を強奪。手に入れた現金はすべて、ミナミで使い果たした。
2030年夏 兵庫県神戸市の波止場で25、26歳の男性を喧嘩の上、殺害。
2030年秋 福岡市の民家に押し入り、飲食店経営の女性を強姦。この女性を内縁の妻とした。
2031年夏 上京し、訪問ヘルパーに。各地での強盗窃盗を繰り返すようになる。
2031年9月5日 新橋の78歳の老婆を舌を引き抜いて殺害。
2031年10月29日 東京府豊多摩郡戸塚町で72歳の老婆を殺害。
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