2004年1月29日

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翌日、退院して次の日赤ちゃん用の棺を買って病院に赤ちゃんを迎えに行った。そのまま、火葬場へ行く…何回も何回も赤ちゃんの顔を見た。 小さなお骨箱を買った。 赤ちゃんが焼かれてしまう…扉がしまった瞬間に 「やめて!返して!焼かないで!」と泣き叫び崩れた… パパは「ママも赤ちゃんも5ヶ月頑張ったから赤ちゃんだっこする事もできた。ありがとう…。前は初期の流産だったから今回は頑張ったよね…きっと忘れ物取ったら帰ってきてくれる」と言ってくれました。 名前を呼ばれ「赤ちゃんはほとんど水分ですから骨は残らないと思います」と言われたがパパが「持って帰ります」と必死に頼んだ。灰まみれになりながら… やっと見つけたのは針くらいの小さな骨だった。 帰り車の中でずっと泣いてた…。 辛くて引きこもりになってしまったあたし… 嫌いな言葉は 「大丈夫?」…聞かれたらうんって言うしかないでしょ… 「頑張って」…あたしは頑張ってたよ、頑張ってないって言いたいの? 「子供2人いるんだからいいんぢゃないの?」…大好きなパパの子を生みたいのはおかしい?2人いようが赤ちゃん亡くした悲しみはあるんだよ! って感じだった… 落ち着いた時会社へ行くとそんなに仲良くない女に 「埋葬許可書みた事ないから見せて」と言われ見せた…その後、本当に死産したのか賭けに使われていた事を知った… ばかだ…あんなヤツらに見せてしまうなんて… 後日、病院へ行き原因、性別を聞いたが原因も性別もわからなかった… あたしはこの子があたしの心に響く存在であって欲しいと「響」と名前をつけたよ。
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