2004年1月29日

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2004年1月29日

この日は本当に長く感じた1日… 妊娠5ヶ月だったあたしはぴたっと止まったつわりがすごい気になっていた… 仕事を終え主人の帰宅を待ってた。 主人午前3時に帰ってきてお腹が気持ち悪いからトイレへ行った… パシャンッ! なんかがはじけてあったかいのを感じた… 破水だった… そうこうしてるうちに 出血がはじまった… あたしはトイレから 「パパ!赤ちゃん出ちゃうよぉ!早く来て!」と泣き叫んだ。 救急病院へ運ばれた… 内診されて先生は 「もう赤ちゃんの心拍もないし洋水もないから朝になるのを待って陣痛起こして生みましょう」と言われたが誰の事を言ってるのかわからなかった… 頭の中が真っ白で何も考える事ができなかった…。 朝9時…子宮口を柔らかくするために薬を入れる… 「その前にどうかお願いですから心拍をもう1回確認してください…」と泣きながら頼んだ。 でもやはり心拍は確認されなかった… 点滴で陣痛促進剤を昼に入れた… 夕方5時陣痛もピークになって分娩台に移された。 先生が「はい、いきんで!」と言うのでいきんだ… 先生は「もういきまなくていいよ」 え…まだ1回しかいきんでない…。 涙が溢れた…おめでとうもないんだね…1回しかいきんでないのに出てきちゃうくらい小さいんだね… 隣の分娩台では普通の妊婦さんが出産してた。 赤ちゃんのうぶ声…おめでとうの声… 涙が溢れた…1人の看護師さんが「ごめんね、辛かったね」って泣いてくれた。次に待っていたのは… お腹の中の胎盤をかきだす手術…もちろん麻酔なし…これは本当叫びまくった…看護師さんは泣きながらあたしを押さえつけていた。この時は赤ちゃんには会えなかった… 手術が終わり病室へ戻った時、あみみいごがいた。 あたしの顔を見るなり泣いてくれてあたしも泣いた。あみみいごがきてくれた時あたしは既に分娩に入った後でベットのシーツは血で真っ赤だったと後で聞いた。 翌日赤ちゃんを婦長さんが連れてきてくれた。 正直いって会いたい気持ちはあるけど怖かった…でも会わなきゃ前に進めない気がした。 肌着にくるまれてたあたしの赤ちゃんはまだ5ヶ月なのに綺麗な顔でパパそっくりだった。 あたしは泣きながら 「なんで…」しか言えなかった。 104グラムしかないあたしの赤ちゃん…。 ずっと抱き締めていたかった。
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